24時間テレビに声が掛からないよしたかです。
さて、今回はぼく自身割と未知のテーマ「奨学金」です。
今回のブログは、保護者の方とお子様とで合わせて拝見出来、そして学んだ上、奨学金の理解を深め検討しているご家庭の一助になって貰えたら嬉しいです。
そして、高校を卒業し働くか、進学すべきか・・で悩んでいるのであれば、進学することをぼく的には推奨します。
高卒と大卒とでは、卒業後の給与に大きく差が生じます。
一般的な、生涯年収で比較すると、大学の入学費を支払ったとしても、大学に通った方がお得だからです。
ではでは、細かい中身を見て、理解しましょう。
目次
奨学金制度ってどういう区分?
まず始めには、奨学金制度は進学したくても出来ない人たちへの経済的支援としてスタートしたのが始まりした。
そして、奨学金には「給付型」「貸与型」の2種類に分類されています。
給付型は、返済の必要が無いものを意味しており、
貸与型は、返済の必要があるものを意味しています。
貸与型には、さらに細かく分類があり、

と3つに分類されます。
具体的にそれぞれの詳細を確認すると
1⃣第一種奨学金
利 息:なし
貸与基準:特に優れた生徒(学生)で且つ、経済的理由により著しく修学が困難な者
貸与金額:「最高月額」と「最高月額以外の月額」で分類。
学校などの携帯により区分がある。
⇒借りた分だけ無利子で卒業後に返済する奨学金
2⃣第二種奨学金
利 息:あり(上限は3%と民間より軽い。また、在学中は、無利息)
貸与基準:第一種よりは、基準は軽い。
貸与金額:2~12万円で1万円刻みで選択可能。「最高月額」と「最高月額以外の月額」で分類。
学校などの携帯により区分がある。
*第一種のみでは修学が困難な場合、第二種との併用も可能。
3⃣入学時特別増額貸与奨学金
⇒入学時のお金が掛かるタイミングで借りられる奨学金で、年間を通して借りる奨学金とは異なる
が、一般的な奨学金制度です。

奨学金って一言で言っても、こんなに細分化されているんだね!
基礎の基礎をやっと知ることが出来ました!!
と思ったら、なんか他にも色々あるぞ・・??
標準外の奨学金制度について(その1)
おいおい、ちょっと怪しい奨学金の制度紹介して、リターンでも貰っちゃうつもりなんじゃないの?
とお思いになるかもしれませんが、れっきとしたちゃんとした制度の紹介です。
その名も、「新聞奨学会制度」です。

なんじゃそれ??
通常、奨学金と言えば、大学や専門学校や短大などの通っている期間の学費を肩代わりしてもらい、卒業後返済していく。
ですが、この制度は、奨学会が学費を立て替えてくれる代わりに新聞配達で得た給与から奨学金を差し引かれた金額を受け取るシステムとなっているそうです。
しかもキモなのは、卒業後返済する必要がないと言うメリット。
どうしても学びたい!!
でもお金が・・と言う方は、考えて見るのも良いと思います。
しかも就職活動時、新聞社から「就職推薦状」まで発行されるって、神システム!!
ただし、メリットだけで当然ありません。
新聞配達は毎日2回、しかも朝、ものすごく早くに配達が必要だったりと、過酷ではあるのは間違いなさそうなので、よっぽどの覚悟は必要そうですよね。
それでも気になる方は、是非
「新聞奨学生ガイド」でパンプレットの資料請求をしてみてはいかがでしょうか!?

標準外の奨学金制度について(その2)
標準外も多岐に渡りあり、その中で看護師さんの例を挙げ、紹介させて頂きます。
(看護師さんを目指す方には、目から鱗のとっておきの情報かと思います。)
看護学生だけが利用出来る特別な奨学金、その名も「看護奨学金」!!
どのような奨学金かと言うと、在学期間中は、病院から毎月一定額の貸与を受け、卒業後にその病院で働くことが条件で返済を免除。
しかもしかもですよ、
- 他の奨学金との併用可能
- 貸与の条件が緩め
と言ったメリットまであります。
看護師さんの仕事のイメージは、とても辛く3K(きつい、汚い、給与が安い)なんて聞いたことがあるお仕事(特にコロナ禍ではなおさら)だと思います。
そのため、成り手が応援するシステムが構築されているのは素晴らしいですね。
この他にも
「音楽・美術系大学進学のための奨学金」
「医大・薬学部進学のための奨学金」
「海外留学のための奨学金」
等、色々な業種などに対し、奨学金制度が設けらえていますが、またの機会に要望があれば紹介したいと思います。
奨学金ってどのように借りますか??
奨学金を借りたいと思った時、自治体・民間団体・学校などさまざまな団体が奨学金制度を適用させており、利用したい奨学金を決め、申し込みを行います。
(日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を利用することも可)
申請には、「予約採用」と「在学採用」の2種類があり、比較してみると
予約採用 | 在学採用 | |
申込時期 | 進学前 (高校生の内から申請可) | 進学後 |
申込窓口 | 進学前の学校 | 進学後の学校 |
募集回数 | 年2回 (5-6月/10-11月) | 年2回 (4-5月/9-10月) |
その他 | 進学先が決まっていなくても 申請可 | 予約採用が不採用でも在学 採用で再度申請可 |
と言った具合に双方で違いがあるため、採用の判断基準である「学校の成績」と「家庭の所得」が基準に適合しているかを考え、申請してみましょう。
奨学金審査の代替え案も考えておこう
当然ですが、給付型は、採用基準が高く且つ採用人数も少ないですが申込が殺到しますし、貸与型の第一種奨学金なども人気で狭き門です。
採用されない場合は、別の奨学金制度に再度申し込んだり、教育ローンを組んだり、新聞奨学生制度などあらゆる手段を検討してみましょう。
最終的に奨学金の審査が通らない場合、教育ローンの適用など考えていかねばなりません。
奨学金制度は、債務者が本人で連帯保証人が保護者ですが、教育ローンは、債務者が保護者となります。
なので、保護者と事前に会話しておく必要があること、ご理解下さい。
返還出来ない!?
貸与型の奨学金を借り、社会に出たものの、いざ給与を貰ってみたら、見込みより給与が少なく、生活が厳しい・・とか自然災害に罹災し、返済どころではない・・と言ったケースも無きにしろあらずです。
その場合は、月々の返還額を1/2や1/3程度に減らしたり、返還期間を延長するも可能です。
(返還額は変わりませんが・・)
または、本人が亡くなったり、精神・身体の障害に見舞われて労働に制限が生じた場合などは、全部または一部の返還が免除になるケースもあるため、保護者なども含め把握しておくようにしましょう。
よしたか的まとめ
はっきり言って、奨学金制度は奥が深く、今回の紹介では、まだまだ不十分だと感じました。
調べ、学んでいく中で
勉強を学びたい!!と熱望している方に対しては、しっかりした制度で支援してくれる土壌があるとも感じました。
ですが、奨学金は、給付型以外ははっきり言ってしまえば、聞こえは良いですが借入しているだけなので、言葉は悪いですが借金をしていることと変わりがありません。
社会に出た際に、借金を抱えた状態でのマイナスでのスタートは正直とてもキツいです。
惰性で行くのであれば、時間の無駄となるため、辞めるべきだと個人的には思います。
では、なんのために借金をしてまで大学・短大・専門学校に行くのか?
将来をまだ悩んでおり、その答えを探しに進学に行く人や
「良い大学や短大に行って、良い企業に入りたい」
「専門的な知識を得て、希望の職種に就きたい」
など明確なビジョンが本人の中にある人は、借金をしてでも進学をすべきです。
何故なら、平均年収として、
高卒男子の平均年収は288万円1000円
大卒・大学院男子の平均年収は399万円7000円円
となるため、約110万円の差額が生じるため、数年で学費分は回収出来る可能性が高いからです。
逆に進学をしない方が将来的な生涯年収では劣ってしまう可能性はありますが、先に働き給与を貰っているという利点をうまくいかすことが出来ると思います。
給与で得たお金を、早期から利率の高い投資信託などにお金を預け、複利の力をうまく活用することで、お金に旅をさせれば、FIREも目指せる可能性も有ります。
奨学金を活用し、学業の道に行くのも良いし、行かないでも良い・・
正解は1つじゃないし、その道が正しいか否かの判断も本人以外は分かりません。
将来のことは、現時点では分からないし、その時々で気持ちの変化はあるかもしれません。
仮に、悩んでいるのであれば、現状の最適解と思える選択をしておくよう心掛けましょう。
もし誤った選択だったと思っても、人生は何度でもやり直しは出来ます。
やり直しに対し、年齢が・・とか自分がブレーキを踏まない限りは。
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