関東も梅雨入りし、家から出ない時間も多いんじゃないでしょうか?
そんな時はもちろんよしたかの「お金えとせとら」のblogを見てお時間を過ごしては
如何でしょうか?
さて、今回はちょっと過激なタイトルとなっていますが、皆さんリボ払いをご存じでしょうか?

モヤっとは知ってるよ!!
とか

分割で支払うんでしょ?
なんて感じで、大まかに損をするんだろうな・・
くらいに思っている方もいると思うので危険性を改めて紹介し、注意喚起を促したいと思います。
そもそもクレジットカードの支払いには
1⃣一回払い(一括払い)
2⃣分割払い
3⃣リボ払い
があります。
読んで字のごとく1⃣は、カードで一括で支払う方法となり、利息が付かず購入者は現金で購入
したのと同じ価格で購入した商品が手に入ります。
一方の、2⃣の分割払いと3⃣のリボ払いは、支払いを小分けにして支払いますが、この場合、利息の
手数料が発生してきます。
では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
2⃣の分割払いは、購入した商品に対し、自分で指定した支払い回数を指定して支払っていく
システムで
例えば
6万円の商品を3回払いで分割して支払いたい場合、手数料が3千円だとすると
(商品購入金額+手数料)/分割支払い回数=月々の支払金額 となるため
(60000+3000)/3=21000
月々2万1千円の支払いを行います。
図で表すと以下のような感じです。

一方で、リボ払いの方はと言うと
3⃣のリボ払いは、購入した商品に対し、決められた一定額と手数料を毎月支払っていく
システムとなりますが「定額方式」と「残高スライド方式」の2パターンの支払い方法が
存在し、
どちらも決められた月額料金プラス手数料を支払っていくことに変わりはありませんが、
「残高スライド方式」については残高がある一定金額になったら月額の支払い金額が
スローダウンするイメージとなります。


このシステムを見ると「残高スライド方式」は、ある一定金額になると支払い額が減り、次の
買い物による支出が加算され、永遠と永遠に手数料を支払い続ける魔のスパイラルのはまって
しまうことが分かります。
これがタイトルのゆえんです。
しかも、手数料は通常では考えられないほど、割高であり、このスパイラルから抜け出せなくなる
方がとても多く存在しています。
なので、原則クレジットカードの支払いは、「一括払い」一択で考えるべきです。
リボ払いや高利貸しなどに手を染めて、この魔のスパイラルに陥った人場合、どのように人生を
再生していけば良いのか・・についても今回は紹介しておきたいと思います。
再生には「債務整理」と呼ばれる対処法が3つほど施されており
1⃣任意整理
2⃣個人再生
3⃣自己破産
となります。
それぞれについて説明すると
1⃣の任意整理とは、裁判所を介さず、債権者と直接交渉して借金を減額する方法となります。
よくテレビCMで「○○法律事務所にご相談下さい!!」と言っているのは法律事務所などが仲介
役になってくれるものとなります。
これは、相談無料とは言っていますが利息が無くなった場合、当然法律事務所へのマージンが
発生します。
2⃣の個人再生とは、裁判所を介して借金を5分の1(最大10分の1)にまで大幅に減額する方法
となります。
減額した借金は、約3~5年に分割して支払う必要があるようで、基本的には任意整理ではどうにも
ならない方が使用する制度のようです。
個人再生は、車や住宅を手放さず必要はありません。
借金を減らせた上、「住宅資金特別条項」という特則まであるそうです。
(住宅資金特別条項とは、住宅ローン以外の債務を減額し、住宅ローンの支払を継続可能にする
条項)
3⃣の自己破産とは、住宅や自動車などの財産をすべて手放す代わりに借金を全額ゼロにする方法
となります。
個人再生同様、裁判所を介しての手続きとなります。
ただし、「99万円以下の現金」「20万円以下の預貯金」「衣類、家具、家電」など当面の生活に
必要な最低限の現金や生活必需品は保護されます。
1⃣~3⃣のメリット・デメリットを纏めると
メリット | デメリット | |
1⃣任意整理 | 1)利息を減らすことができる 2)周囲にばれずらい 3)保証人に迷惑がかからない | 1)クレジットカード新規作成及び利用が 出来ない 2)賃貸物件を借りる際に保証会社を付け られない場合がある 3)ローン(住宅他)を組めない 4)スマホの分割払いが出来ない |
2⃣個人再生 | 1)借金を大幅に減額できる 2)住宅や自動車を手放さなく てよい | 1)裁判所を介すため、手続きが複雑で 長期化しやすい。 2)信用情報に登録される。 3)官報に掲載される。 4)保証人・連帯保証人に支払い義務が 引き継がれる。 |
3⃣自己破産 | 1)借金がすべてなくなる 2)ゼロから立て直すことが できる | 1)財産のすべてを失ってしまうこと 2)信用情報に登録される。 3)官報に掲載される。 4)保証人・連帯保証人に支払い義務が 引き継がれる。 5)手続き中は、職業や資格に制限が設け られる。 |
といった感じです。
3段階に分かれて、救済処置が施されており、改めて日本の制度が、手厚くなっているかが
分かりますよね。
これをみて、最悪自己破産まで出来るなら、安心♪なんて思っちゃダメですよ。
また、制度的には免除されますが、よくドラマや漫画なんかであるように、債権者側(貸し
た側)との軋轢は当然生まれ、揉めたり取り立てに来ちゃう・・みたいな一面が有ったりし
ますよね。
なので、こちらの制度は、最後の最後でどうしても救いようがない場合のみ・・と考え、
基本的には借りたお金は返すために、計画的にお金を使うよう日々心掛けしていきましょう
ね。
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